こんにちは、ネコリテです。
HSPならではの繊細な視点で、旅の体験記を書いています。
今回は大分県にある別府八湯の明礬(みょうばん)温泉をレポートします。
明礬(みょうばん)温泉とは
明礬(みょうばん)温泉は、大分県にある別府八湯(べっぷはっとう)の一つです。
明礬温泉の特徴は、乳白色のにごり湯が多いこと。
私は色が付いていたり、少し濁っていたりする「天然の入浴剤」のような温泉が好きなので、それが明礬温泉を選んだ理由でした。
また観光客が多すぎず、どこか懐かしい雰囲気のひなびた温泉郷で静かに過ごせる点も、HSPの私にとって大きな魅力でした。
温泉郷の名前にもなっているミョウバンとは、硫酸アルミニウムカリウムを主成分とする物質で、温泉成分や食品添加物、アク抜き、ウニの型崩れ防止、制汗剤などに幅広く利用されてるよ。
【明礬 湯の里】湯けむり情緒あふれる温泉施設
湯の里の駐車場と湯の花見学
明礬 湯の里は、江戸時代からの製法で湯の花を作っている温泉施設で、茅葺(かやぶき)屋根の湯の花小屋が名物です。
入園は無料で、温泉に入る場合は入浴料が別途必要になります。
国道500号線沿いにあり、駐車場は敷地内にに80台分(無料)があります。
週末の午後に訪問した時は施設前の駐車場が満車でしたので、敷地内の少し奥にある大露天風呂の駐車場を利用しました。
こちらの駐車場は広く、停めやすかったです。
こちらの建物が湯の里の本館。
本館には、おみやげ店やレストランが入っています。
温泉に入浴されない方も、手湯で硫黄泉を体験することができます。
そして本館の近くにあるこちらの小屋。
入浴剤として売られている湯の花の製造所になっていて、無料で見学することができます。
屋根の下に観光客がたくさん集まっていて、「うわ、混んでるなあ」と少し気が滅入りました。(人混み苦手)
でも心配いりません!
屋根の下に集まっているのは団体ツアー客なので、混雑している場合は一度スルーし、10分ほどして戻ってくると、すっきり空いた状態で見学できました。
ここから湯の花小屋に入ります。
見学コースはとても短く、5分くらいで終了しました。
お目当ての家族湯
湯の里に来た目的、それがこちらの家族湯。
レトロな雰囲気で、より一層温泉を楽しむことができます。
家族湯は4棟あり、料金は1時間2,000~2,500円。
家族風呂の予約は、本館1Fにあるおみやげ店のレジで申し込みをします。
電話予約は不可で、当日に順番制で受付をする形です。
週末の15時頃に行ったところ、30分待ちでした。
私の後ろに並んでいた方は1時間待ちだったので、家族風呂を予定されている場合は、湯の里へ到着して最初に申し込みを済ませておくと効率的かと思います。
わら葺き屋根で、とても風情のある貸切風呂でした。
泉質は、私の好きな乳白色の硫黄泉。
温泉の色は乳白色ですが、実は注がれている源泉は無色透明です。
これは温泉成分の硫化水素(温泉特有の卵が腐ったような匂いの元)が空気に触れて酸化することで、白く濁った色に変わるのだそう。
つまり乳白色の色が薄いほど、鮮度が良いと言えます。
別府 明礬温泉【御宿 ゑびす屋】
宿泊棟の場所がわかりにくかった
明礬温泉での宿泊先は【御宿ゑびす屋】さん。
日帰り温泉の【湯屋えびす】に、宿泊棟の【御宿ゑびす屋】が併設されています。
お店のHPで地図を確認すると、
”御宿ゑびす屋、湯屋えびす大浴場、家族露天風呂はそれぞれ入口が違いますので、ご注意ください”
と載っていました。
現地に到着しましたが、そこにあるのは【湯屋えびす】だけ。
あれ?【御宿ゑびす屋】の入口はどこだろう?
日が暮れて辺りが真っ暗になっていたので、看板を見落としてしまったのかも。
しばらく車で周囲を探し回りました。
うーん、近くにあるはずなのに全然見つからない。。。
仕方なく【湯屋えびす】へ行き、店員さんに道を尋ねてみると、
「宿の入口は、この建物を出て左に行ったところにありますよ」
と教えていただきましたが、それでも見つからず。。。
しばらく歩き回った結果、ようやく【御宿ゑびす屋】を発見しました。
館内の様子
館内は和風ペンションといった雰囲気でした。
宿泊したのはロフト付きの部屋。
室内は2名で過ごすには十分な広さで、清潔感がありました。
入浴バッグの中にはバスタオル1枚、フェイスタオル1枚があり、作務衣(さむえ)も用意されていました。
私は作務衣を着用せず、持参したTシャツを着ていたのですが、後にそれを激しく後悔しました。。。
それはTシャツに温泉の硫黄臭がしみ付いてしまったから。
この時は硫黄臭の厄介さを知らず、何の匂い対策もしていませんでした。(涙
Tシャツは帰宅後に酸素系漂白剤で一晩漬けおきしたり、2~3回洗濯をしましたが、それでもまだ硫黄臭がほんのりと漂っています。。。
【教訓】温泉旅館では、部屋に用意されている浴衣や作務衣を着用するのがベスト
衣類の硫黄臭については、帰宅後に試行錯誤してようやく落とすことができました。
\私が衣類の温泉臭を消した方法/
大浴場と貸切露天風呂
大浴場は【1階に露天】【2階に内風呂】があり、1日おきに男女交代制となっていました。
日曜日の夜に利用したところ、他の入浴客は5-6名ほどで混雑はありませんでした。
空いていたのは良かったですが、騒がしいご家族がいたので、のんびりとは過ごせず。。。
翌朝は貸切露天風呂を利用することにしました。
宿泊者は貸切露天風呂が無料だったよ。日帰り温泉が営業中の11時〜20時は順番予約制だけど、20時~翌9:50は空いていたら入浴OKなので、受付不要で気軽に利用できたよ
客室から貸切露天風呂までは距離があり、何度もスリッパをはき替えなくてはいけないのが、ちょっと面倒でした。
貸切露天風呂は5つあり、そのうち「福」「楽」はジャグジー付き。
…のはずですが、故障中でジャグジーは使えませんでした。
朝風呂に来たのは6:30頃(11月)で、辺りはまだ真っ暗。
7時頃には明るくなってきたので、夜と朝、両方の雰囲気を楽しめました。
泉質は乳白色の硫黄泉。
衣類への匂い問題は厄介ですが、それでも温泉は最高です♪
食事は外食しました
館内には地獄釜があり、せいろ蒸し料理を楽しめるようです。
しかし宿泊予約の際に「食事なしプラン」しかなかった為、今回はいただくことができませんでした。
うーん、残念!
そこで夫のリクエストで、夕飯は関アジ・関サバを食べに行くことにしました。
関あじ関さばの郷 【佐賀関食堂】
大分県別府市亀川東町20−45
大分なのに佐賀県?と思ったら、大分県佐賀関(さがのせき)という地名でした。
毎朝、大分県佐賀関から新鮮な魚介が直送され、天然ブランド魚「関あじ」「関さば」がリーズナブルに食べられるという人気店。
ランチタイムは混雑するようですが、夜は待ち時間なくスムーズに入店できました。
メニュー数はあまり多くなく、「魚介好きなツウな大人が集まる店」という印象でした。