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【長野旅行4】諏訪大社4社を約3時間で巡礼!無料参拝バス体験記

諏訪大社参拝バス記事のサムネイル 長野県
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こんにちは、旅好きHSPのネコリテです。

本記事では、長野県の諏訪大社4社を「無料参拝バス・しんゆ号」で実際に巡った体験をレポートします。

「車がなくても4社巡りできる?」「滞在時間はどのくらい?」と気になっている方に向けて、スケジュールや見所を写真付きでわかりやすく紹介します。

無料参拝バス「しんゆ号」で4社巡り

4社巡りの移動には、車の利用がおすすめです。

公共交通機関もありますが、本数が少なくルートも複雑で、下調べにかなりの時間がかかりました。

諏訪大社4社地図

下社2社は下諏訪町、上社本宮は諏訪市、上社前宮は茅野ちの市にあり、自治体が分かれているせいか、4社をまとめて巡る路線バスは運行されていません。

最終的に電車やバスで1日ですべて回るのは難しいと判断し、運転に自信のない私はホテル「しんゆ」さんの宿泊者が利用できる「無料参拝バス」を活用しました。

上諏訪ホテルしんゆの無料参拝バス
無料参拝バス しんゆ号

こちらのバスは約3時間で4社を巡ることができるので、「サクッと4社を回ってみたい」という人に向いています

ただツアースケジュールが思った以上にタイトだったので、実際に体験した感想をお伝えしたいと思います。

しんゆ公式HP 無料参拝バス時刻表

時刻表では午前の部・午後の部ともに滞在時間は、

  • 上社前宮 20分
  • 上社本宮 40分
  • 下社春宮 25分
  • 下社秋宮 30分

となっていて、一見するとちょうど良いスケジュールに思えました。

しかし実際は駐車時間、ガイドさんの説明時間なども含んでいるため、フリータイムとしては表示の半分程度でした。

境内の神聖な空気に癒されたり、御柱に触れてパワーを感じたりする余韻は、ほとんど味わえませんでした。

とはいえ、「サクッと4社を参拝したい!」という方には、とても便利なツアーだと思います。

4社の雰囲気をじっくり楽しみたい人は、車で巡るか、公共交通機関でしたら上社・下社を1日ずつ分けて巡るのがおすすめです。

上社 前宮

4社の中で最も小さい前宮まえみやは、本宮よりも前に建てられたことからその名が付き、諏訪信仰発祥の地とされています。

御祭神が最初に住まわれた場所とされ、豊かな水や森に囲まれた自然の中にあり、4社の中でも特に古代信仰の雰囲気を色濃く残しています

諏訪大社の上社前宮
本殿の横に流れている小川「水眼の清流」

「元祖・諏訪大社」とも言える前宮は、他の3社と大きく異なる点が2つあります。

諏訪大社の上社前宮
前宮の本殿
  • 唯一本殿がある
  • 唯一御柱おんばしら4本に近づける

諏訪大社のご神体は上社かみしゃが「山」、下社しもしゃが「木」という自然信仰なので本殿はありません。

「本殿」はご神体が祀られている場所で、神様のお家みたいなもの。「拝殿」は人間がお参りをする場所のことだよ

前宮は「山」をご神体としていますが本殿もあるので、中に何が祀られているのか気になるところです。

そして御柱については、各社に4本ずつ立っていますが、前宮以外の3社は「三之御柱さんのおんばしら」「四之御柱よんのおんばしら」が森の中にあるため、近づくことができません。

諏訪大社の上社前宮の四之御柱
前宮の四之御柱

4本すべての御柱に触れてパワーをいただけるのが、前宮ならではの魅力。

ちなみに柵で囲われていますが、御柱には直接触れてOKです。

上社「前宮」ってこんな所

御祭神:八坂刀売神やさかとめ建御名方神たけみなかたの妻)

見所:水眼すいがの清流(本殿横の小川)、御柱4本すべて間近で見られる

所在地:長野県茅野ちの市宮川2030

👉 御祭神のイラスト付き解説は こちら

上社 本宮

4社の中で、最も建造物が多いのが本宮ほんみや

諏訪大社の上社本宮
本宮の参拝所

一番ワクワクした建造物は布橋ぬのばしでした。

諏訪大社の上社本宮
布橋の入口。右側に二之御柱

神様の神輿みこしが通る際、白い布を敷いていたことが名前の由来だそうです。

布橋を進むと、左側に大国主社が見えます。

諏訪大社の上社本宮
布橋の途中にある大国主社

祀られている大国主おおくにぬしは出雲大社の神様で、建御名方神たけみなかたのお父さんです。

👉 大国主のイラスト付き解説は こちら

その先には本宮の中で最も大切な場所、東宝殿西宝殿があります。

宝殿の中には神様の御霊代みたましろを納めた神輿みこしが片方の宝殿にだけ祀られており、御柱祭でもう一方を新しく建て替えるので、神様は7年ごとに新しい御殿へとお引越しされます。

そして宝殿の奥に見えるのが、磐座いわくら硯石すずりいしです。

諏訪大社の上社本宮
布橋から見える硯石

磐座いわくらとは神様が宿る岩のことだよ

諏訪エリアは黒曜石の産地としても有名で、黒曜石のおみくじがありました。

諏訪大社の黒曜石おみくじ
黒曜石が入ったおみくじ
👉 諏訪と黒曜石の関係は こちら
上社「本宮」ってこんな所

御祭神:建御名方神たけみなかた

見所:布橋、硯石、土俵など

所在地:長野県諏訪市中洲宮山1

下社 春宮

下社には春宮と秋宮があり、この2社は同じ設計図から造られているため、社殿はとても良く似ています。

諏訪大社の下社春宮
春宮の幣拝殿
諏訪大社の下社春宮
春宮の神楽殿。大しめ縄は秋宮より小さめ

春宮の境外には、大きな自然石から作られた万治まんじの石仏」があり、パワースポットとしても人気が高いです。

私も万治の石仏を楽しみにしていましたが、残念ながら参拝バスでは立ち寄れませんでした。

下社「春宮」ってこんな所

御祭神:建御名方神たけみなかた八坂刀売神やさかとめ八重事代主神やえことしろぬし

見所:幣拝殿の彫刻、結びの杉、万治の石仏など

所在地:長野県諏訪郡下諏訪町193

下社 秋宮

諏訪大社の下社秋宮
秋宮の幣拝殿

春宮と秋宮は境内の雰囲気がよく似ていますが、秋宮の方がやや豪華な印象がありました。

諏訪大社の下社秋宮
秋宮の大しめ縄と狛犬

大しめ縄狛犬(青銅製では日本一大きい)は迫力があり、また摂社せっしゃ末社まっしゃの数が春宮より多いことも、豪華な印象につながっているのかもしれません。

摂末社せつまつしゃは境内にある小さなおやしろのことだよ。摂社は御祭神の家族や関係の深い神様で、末社はそれ以外の神様が祀られることが多いよ

下社「秋宮」ってこんな所

御祭神:建御名方神たけみなかた八坂刀売神やさかとめ八重事代主神やえことしろぬし

見所:大しめ縄、幣拝殿の彫刻、ネイリの杉、天覧の白松など

所在地:長野県諏訪郡下諏訪町5828

諏訪大社の混雑状況と4社比較

9月の平日午後に訪問しました。

どの宮でも大型観光バスは見かけず、団体客は遠足の小学生がいたくらいで、全体的に混雑はありませんでした

外国人観光客も少なめで、のんびりと参拝できる雰囲気。

花火大会や御柱祭、初詣の時期は混み合うと思いますが、閑散期ならゆったりと神社の空気を味わえそうです。

▼諏訪大社4社を比較▼

区分神社名御祭神特徴おすすめな人
上社前宮まえみや八坂刀売神やさかとめ 御柱4本全て触れられる古代信仰の原点を感じたい人
上社本宮ほんみや建御名方神たけみなかた境内の見所が多く、観光地化されている初めての参拝・観光重視な人
下社春宮はるみや建御名方神、八坂刀売神 、事代主万治の石仏、浮島社などパワスポパワースポット巡りを楽しみたい人
下社秋宮あきみや建御名方神、八坂刀売神 、事代主春宮より大きなしめ縄お土産店など観光も楽しみたい人
👉 諏訪のパワーが強い理由は こちら

諏訪大社は、地質的にも歴史的にも特別な背景をもつ神社です。

お出かけ前にこちらで「諏訪雑学」をチェックしておくと、現地での参拝がぐっと楽しめますよ♪

↓諏訪雑学↓

【後日談】本当に願いが叶った!

諏訪大社の4社巡りでは、すべての社で同じ「一つのお願い」をして回りました。

すると見事にその願いが叶ったのです!

少しピンチな状況からの大逆転だったので、これはもう神様が力を貸してくださったに違いありません。

近いうちに、お礼参りで再び訪れようと思います♪

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