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神長官守矢史料館と空飛ぶ泥船|見どころ・アクセス

神長官守矢史料館と空飛ぶ泥船のサムネイル 長野県
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諏訪大社の前宮近くにある神長官守矢じんちょうかんもりや史料館

実はここ、生贄神事や神長官の歴史など、ディープな諏訪信仰を感じられる穴場スポットなんです。

さらに周辺には、空飛ぶ泥船高過庵たかすぎあんといった、絵本の世界から飛び出してきたようなアート建築もあり、散策しながら楽しめるのも魅力です。

神長官守矢史料館とは?諏訪大社と守矢家の関係

守矢家とは何者? 1分でわかる基礎知識

諏訪大社の上社かみしゃ(本宮・前宮)では、明治初期まで大祝おおほうり神長官じんちょうかんという2つの最高位の神職が置かれ、祭祀を担うツートップの体制が築かれていました。

【大祝】諏訪家。役割は現人神あらひとがみという生き神。諏訪大社の神様・建御名方神タケミナカタの子孫
【神長官】守矢家。役割は大祝に神様を降臨させることや、祭祀を取り仕切ること

諏訪大社の大祝と神長官

形式上は大祝が「神の化身」としてナンバー1の地位に立っていましたが、幼くして就任することが多かったため、実質的な権限は神長官・守矢家が握っていました

つまり神長官の守矢家とは、不思議なパワーで神事に奉仕してきた、諏訪大社のトップ神職を務めた一族だよ

実際に行ってわかった見どころ3選

神長官守矢史料館は小さな施設で、展示エリアは剥製コーナー史料コーナーの2部屋でした。

そのため諏訪大社や神長官について知識ゼロで行くと、滞在時間は5分くらいかも…。

諏訪へ行く前にToland Vlogさんの動画を見ておくと、諏訪大社や神長官守矢史料館を10倍楽しむことができておすすめですよ♪

今回、神長官守矢史料館へ行ってみて、楽しかったポイントは次の3つでした。

まず1つ目は、このユニークな外観

神長官守矢史料館

地元出身の建築家、藤森照信てるのぶ氏による設計です。

異国のおとぎ話に出てきそうな佇まいですが、神道の中でも異色の存在である諏訪大社の、ディープな歴史を伝える場として、その不思議な雰囲気がマッチしていると感じました。

そして2つ目は、メインとなる剥製コーナー

御頭祭おんとうさいという神事で捧げられた供物、つまり生贄が再現されています。

神長官守矢史料館

一般的に神社では血を「けがれ」と考えるため、生贄を捧げる神事はきわめて珍しいです。

そうした独自の歩みを重ねてきた諏訪信仰の背景には、縄文時代から続く狩猟文化の影響があると言われています。

一方で、都市伝説的にはユダヤの痕跡と指摘する説もあり、真偽はさておき、多様な考察の余地が残されている点も諏訪信仰の面白いところです。

そして3つ目のポイントは、案内係のおじ様による解説

神長官守矢史料館

諏訪大社や神長官の存在をよく知らない方でも、おじ様の解説を聞けば「そういうことだったのか!」と知識が増え、より深みのある諏訪参拝になります。

個人的に興味深かったお話は、

  • 御頭祭の名前の由来は「鹿の頭」ではなく、御頭郷おとうごうという当番制の神事運営係からきている
  • 鹿が神の使いとされるのは、角が定期的に生え変わり、「再生」を象徴する存在と考えられているから。同じ理由で脱皮を繰り返す蛇も、信仰の対象になりがち

諏訪信仰について、地元ならではの民俗学的な視点からお話を伺うことができ、とても興味深く感じました。

おじ様の解説は「説明しましょうか?」と声を掛けられ、その場のお客さんたちがゆる~く集まってくる感じでスタートしました。

噺家はなしかさんのような語り口調で、お話は15分くらいでした。

アクセス・料金・所要時間

神長官守矢史料館は前宮から徒歩10分ほど、本宮からは徒歩15分ほどの場所にあります。

住所:長野県茅野ちの市宮川389-1
駐車場:あり 5-6台
入館料:大人200円(2026年2月時点)
定休日:月曜、年末年始
所要時間:見るだけなら5-10分、ガイド解説を聞くなら30分

前宮からの徒歩ルート・駐車場

今回は前宮の参拝後に神長官守矢史料館へ向かったため、車は前宮の駐車場に停め、そのまま徒歩で移動しました。

神長官守矢史料館

前宮駐車場から本宮方面へ、県道16号を歩きます。

8分後におしゃれな公民館が見えました。

神長官守矢史料館

神長官守矢史料館と同じ藤森照信さんの設計で、突き抜けた柱が特徴的です。

そこから1分後、神長官守矢史料館の駐車場へ到着。

神長官守矢史料館

平日11時頃に訪れた際、停まっている車は1台のみで、駐車スペースには十分な余裕がありました。

駐車場の奥にある立派な門構えへ入って行くと、神長官守矢史料館があります。

神長官守矢史料館

【空飛ぶ泥船】ジブリのようなアート建築

フジモリ茶室とは?

神長官守矢史料館へ来たら、ぜひ立ち寄りたいのが3つのフジモリ茶室

フジモリ茶室
空飛ぶ泥船
  • 空飛ぶ泥船
  • 高過庵 たかすぎあん
  • 低過庵 ひくすぎあん

建築家・藤森照信さんの作品で、神長官守矢史料館から歩いて数分の場所にあります。

一見アート作品のようですが、実はれっきとした本物の茶室です。

ただし個人所有の建物のため、ツアーや特別なイベント時を除いて内部への立ち入りはできません。

通常は外観のみの見学(無料)となります。

空飛ぶ泥船への行き方

神長官守矢史料館から行くルートもあるようですが、この日は積雪で道路が凍結していたので、歩きやすい県道16号から向かいました。

行き方は神長官守矢史料館の駐車場から、近くの横断歩道へ向かって進み、一つ目の路地へ入ります。

神長官守矢史料館
県道16号

路地を進んで行くと、左に神長官守矢史料館の看板が見えますが、そのまま先へ進みます。

神長官守矢史料館

地図看板が出てきたら、その先に空飛ぶ泥船があります。

フジモリ茶室
周辺は墓地になっています
フジモリ茶室

空飛ぶ泥船へ到着すると、高過庵たかすぎあん低過庵ひくすぎあんも奥に見えます。

【高過庵・低過庵】高すぎる&低すぎる茶室

静かな山間に建つ、まるでジブリのような世界観。

フジモリ茶室

高過庵はアメリカ「TIME」誌で、「世界でもっとも危険な建物トップ10」として選ばれたこともあるのだとか。

フジモリ茶室

低過庵は正面から見るとこんな感じです。

今回の諏訪旅行で初めて建築家・藤森照信さんを知りましたが、建物にはどこか親しみのある、既視感を感じていました。

それもそのはず、実は過去に藤森建築を見たことがあったのです!

そんな藤森照信さんの建築家デビュー作が、神長官守矢史料館。

これからは絵本に出てきそうな建物を見かけたら、「もしかして藤森建築かな?」と意識して眺めてみようと思います。

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