「朔日餅って名前は聞いたことあるけど、実際どうやって買うの?」
伊勢赤福の朔日餅は、毎月1日しか手に入らないことから「幻のお菓子」とも呼ばれています。
軽い気持ちで「一度食べてみたいな♪」と購入方法を調べてみると、購入するハードルの高さにびっくりしました。
この記事では、朔日餅の由来から月ごとの種類、そして実際に私が体験した予約〜受け取りまでの流れを、初めての方にもわかるようにまとめました。
朔日餅(ついたちもち)とは?
伊勢神宮では毎月1日に参拝し、先月の感謝と新しい月の無事を祈る「朔日参り」という風習があります。
月の始まりを大切にするこの朔日参りは、今も多くの人々に受け継がれ、早朝から参拝客で賑わっています。
こうした朔日参りにちなんで生まれたのが、赤福の「朔日餅」。
毎月1日限定で販売され、月ごとに異なる餅菓子を通して、古くから受け継がれてきた季節の行事を感じられます。
- 2月 立春大吉餅/節分/黒大豆と大豆を使った2種類の豆大福
- 3月 よもぎ餅/桃の節句/魔除けの植物とされるよもぎを使用
- 4月 さくら餅/桜の季節にちなんだ餅菓子
- 5月 かしわ餅/端午の節句/子供の成長を祈る縁起物・柏を使用
- 6月 麦手餅/麦の収穫期に作業者へ麦や餅をふるまっていたことが由来
- 7月 笹わらび餅/七夕/笹で包んだわらび餅
- 8月 八朔粟餅/八朔(旧暦8月1日)/新穀を贈答して「あわ餅」を食べる風習が由来
- 9月 萩の餅/収穫の喜びを「おはぎ」を作って祝う風習が由来
- 10月 栗餅/重陽の節句/菊酒や栗ご飯で五穀豊穣・長寿を祈ったことが由来
- 11月 ゑびす餅/商売繁盛を祝う祭・ゑびす講にちなんだ餅菓子
- 12月 雪餅/雪化粧した大地に見立てた餅菓子
※1月1日はありません
この朔日餅は「幻のお菓子」とも言われており、その理由の一つは入手ハードルの高さにもあります。
基本的には予約制で、予約なしの場合は赤福本店で早朝から長蛇の列に並び、整理券を受け取る必要があります。
私は「朔日餅を一度食べてみたいな」と軽い気持ちで思っていたのですが、赤福の公式サイトを見て、その購入方法の複雑さに圧倒されました。
どこで買えるのか、どうやって買うのか、どの方法が手間が少ないか――
きちんと読み込まないと全体像がつかめなかったため、この記事では私自身の購入体験をもとに、朔日餅の買い方をできるだけシンプルに、わかりやすくまとめていきます。
朔日餅を購入する方法
予約なしの場合
【場所】赤福本店のみ
【買い方】販売日の前日午後5時~1日早朝に赤福本店へ行き、整理券(時間指定券)をもらう。その後、整理券に記載された受け取り時刻に再度来店し、商品を受け取る流れです。
わかりやすく言うと、行列ができる人気ラーメン店の整理券制度のようなシステムで、「早朝に行く」「2回来店が必要」といった点から、時間と手間をかけられる人向けの買い方です。
【店内飲食】早朝4:45から案内開始。整理券不要だけど行列必至

赤福の「本店」はおかげ横丁の入口、橋のすぐそばにあるよ。毎月1日の朝は橋の上まで行列が並んでるから、それが本店の目印になるよ
👉最新情報は 赤福公式サイト でご確認ください
予約ありの場合
予約購入をする場合、受け取り場所は次の3種類から選ぶことができます。
- 伊勢お渡し会場 ネット予約/電話予約
- 御在所SA上り 来店予約
- 百貨店(三重・愛知・京都・大阪・兵庫) 来店予約/一部ネット予約可能
「伊勢お渡し会場」は内宮から車で約5分のところにある、赤福の倉庫のような場所です。

予約方法がネット予約か電話予約なので、三重県以外にお住まいの方にとって、利用しやすい受け取り場所です。
それ以外の受け取り場所は、基本的に来店予約なので、百貨店や御在所SAへは「予約・受け取り」で2回来店する必要があります。
ここで私のような遠方在住者は心が折れてしまうのですが、まだチャンスはあります!
なんと一部の百貨店では、百貨店の公式サイトから予約が可能なんです。
つまり受け取り時に1回来店するだけでOK!
以上をまとめると、三重県以外にお住まいの方にとっては、ネット予約ができる最寄りの百貨店での購入が、最も簡単な購入方法となります。
☆三重・京都・大阪・兵庫の取り扱い店はコチラ

つまり名古屋市民(または近郊在住者)の場合、名駅の「タカシマヤ」か栄の「松坂屋」でネット予約するのが一番お手軽♪ 行列や早朝の試練もなく、幻の朔日餅が買えちゃうよ
👉最新情報は 赤福公式サイトでご確認ください
【体験談】伊勢お渡し会場での予約購入
愛知県民の私は「タカシマヤ」か「松坂屋」でのネット購入が便利でしたが、今回は「伊勢神宮の神馬牽参」と「伊勢三大餅の制覇」という別の目的もあったので、伊勢お渡し会場で朔日餅を受け取ることにしました。
お渡し場所:伊勢市中村町225-55
※内宮から車で約5分
実際の予約~受け取りの流れはこんな感じでした。
ネットで予約
まずは赤福の朔日餅予約サイトで会員登録をします。
続いて予約画面で受け取る時間帯を選択し、支払いはクレジットカードで決済しました。
受け取る時間帯は9:00〜15:00まで30分刻みで指定されており、私が予約した日(販売日の2週間前)は、9:00~14:00の枠がすでに完売していました。
予約完了後に内容確認メールが届き、そこには「商品受取用のQRコードを1月27日中にメールにて送付いたします」と書かれていました。
前月27日にQRコード発行
27日の午前中にメールが届き、予約番号の入ったQRコードの画像が添付されていました。
これをスクショして、スマホに保存しました。
受け取り方と駐車場情報
国道23号と県道12号が分かれる、少しややこしい形状のY字交差点の左側に白い建物があります。
ここが伊勢お渡し会場で、駐車場はこの建物の敷地内に設けられています。
Googleマップで「伊勢お渡し会場」と検索すると、なぜか白い建物の裏側が表示されますが、駐車場や受け取り会場の入口は表側(国道23号沿い)となります。
駐車場の入口は、「らーめん しまじ」さんを目印に左折すると分かりやすいです。
駐車場の入口には、「入口」「朔日餅お受け取り以外の駐車はご遠慮願います」と書かれた看板がありました。

予約サイトに「駐車場には限りがございます。早くお越しいただいてもご入場いただくことができませんので、必ずお渡し時間にお越しください」と案内があった通り、駐車場自体は比較的広いものの、受け取り客の出入りが絶えず混雑していました。
係員さんが交通整理をし、案内に従って指定された場所へ駐車する流れになっていました。
私が訪れた時は、駐車スペースに空きはあるものの、帰る車と入ってきた車で動線がごった返している印象でした。
混雑していた駐車場とは対照的に、建物内は人が少なく、受け取り自体はとてもスムーズでした。

白いテントに朔日餅の受取受付があり、ここでQRコードを提示。
その後は奥の建物へ進んで、無事に朔日餅を受け取れました。
ついに朔日餅とご対面
2月の朔日餅は「立春大吉餅」で、2種類の大福が入っていました。


あんこには大豆が混ぜ込まれていて、見た目以上に食べ応えがあります。
お餅はとても柔らかく、よくのび~~る。
普段のお茶菓子とは一線を画す、特別な日にいただきたい高級な和菓子でした。
単なる縁起物にとどまらず、確かなクオリティの高さが、朔日餅の人気を支えているのだと感じました。
ただ個人的には、やっぱり定番の赤福が一番好きだな、と思いました。笑
公式サイトには載っていない穴場を発見!?
外宮で神馬牽参を見た後、外宮参道(外宮のおかげ横丁のようなエリア)に立ち寄りました。
その際「赤福 外宮前店」の前を通ったのですが、開店直後の朝9時頃にもかかわらず、店の前には多くの人が並んでいました。

赤福が人気店なのは承知していますが、「なぜこんなに行列が?」と不思議に思い、イートインの赤福ぜんざい目当てなのかな、と考えていました。
ところが、ふと店頭を見ると「朔日餅」と書かれた吊り下げ旗を発見!
しかし公式サイトによると、伊勢市内で朔日餅を購入できる店舗は「赤福本店」のみとされています。
そのため、この時は「朔日餅の宣伝をしているだけなのかな」と思い、そのまま通り過ぎてしまいました。
しかし帰宅後、気になって調べてみると、過去に外宮前店でも朔日餅を購入できた、という口コミを発見!
もしかすると、この日も実際に販売されていたのかもしれません。
毎月必ずというわけではなく、ゲリラ的に販売されることがあるのかな?
真相は分かりませんが、次に伊勢神宮を訪れる機会があれば、確認してみたいと思います。