こんにちは、ネコリテです。
人混みが苦手なHSPならではの視点で、旅の体験記を書いています。
今回は、宮崎県延岡市にある神さん山(かみさんやま)へ行ってきました。
この記事では実際に訪れた様子や、アクセス、駐車場の情報、注意点をまとめました。
神さん山へのアクセス|延岡市街地からの行き方
2025年8月のお盆休みに、神さん山へ行ってきました。
神さん山は巨石の岩屋やピラミッドが神秘的な存在感を放ち、訪れる人の胸を高鳴らせる秘境のパワースポットです。

岩屋とは、岩にできた洞穴・洞窟のことだよ
場所は延岡市北部・祝子川地区で、縄文時代の矢じりや土器の欠片などが出土した「巣ノ津屋洞窟遺跡」の一部として位置付けられています。
【所在地】宮崎県延岡市北川町川内名10386
延岡市街地から車で1時間くらい
※公共交通機関はありません
秘境スポットにしては珍しく、Googleマップに住所登録されていたので、カーナビに住所を入力して向かいました。
もしカーナビに出てこない場合は、神さん山から車で2-3分の所にある祝子川温泉 美人の湯(延岡市北川町川内名10358-10)を目的地に設定するとわかりやすいです。

今回カーナビが案内してくれたのは、県道207号線をひたすら走るルートでした。
この道は山道で道幅が狭く、すれ違いが難しい区間が続きます。
最初は「対向車、来ないで~!」とドキドキしていましたが、走ってみると待避所が多く交通量も少なめ。
お盆の午前中というタイミングが功を奏したのか、実際にすれ違った対向車は、行きが2台、帰りが5台ほどで、思っていたよりスムーズなドライブになりました。ホッ

道中には、バス停がいくつか設置されていました。
このルートにはかつて「秘境バス」として話題になった、延岡駅~祝子川温泉を結ぶ路線バスがあったのですが、2022年1月に廃線したそうです。
こんな狭い道路をバスが運行していことにビックリ。
県道207号は祝子川沿いの道路で、ところどころで美しい渓流を眺められます。

上流の川石はとにかく大きく、巨石好きの私は、神さん山に着く前からずっとワクワクしっぱなしでした。
ちなみに祝子川は「ほうりがわ」と読み、この難読な川の名称は日本神話が由来とされています。
祝子川は日本神話の「海幸 山幸」の主人公 山幸彦こと、ホオリノミコトの産湯に使われた川として知られ、ホオリが幼少期に過ごした土地とも伝えられています。
神さん山の岩屋も「ホオリの岩屋では?」という説があり、巨石や神話ファンには胸が高鳴るエリアです。
また祝子川の名前にはもう一つの由来があり、「はふり」という神職名から来ているという説もあるそうです。
県道207号を進んで行くと、祝子川温泉がありました。

訪問時は長期休業中だったので、駐車場に他の車はありませんでした。
祝子川温泉は2025年9月にリニューアルオープンするようですね。
ここでトイレ休憩をし、県道207号を車で2分ほど進むと、神さん山の看板が見えてきました。

ここが神さん山の登山口になります。
看板の向かいにある竹林から、神さん山へ登って行きます。
神さん山の駐車場|混雑状況と注意点
駐車場は「神さん山の看板」の手前にあります。
私たちは看板を目印に運転していたので通り過ぎてしまい、Uターンして戻ってきました。

祝子川温泉を過ぎて、「左側に大きな石と芝生スペース」があったら、そちらが神さん山の駐車場になります。
それ以外のスペースは、狭い道で車がすれ違うための待避所となっているので、間違えて駐車しないようご注意を。
寒い時期は芝生が枯れていると思うので、Googleマップに登録されている「神さん山P」で位置を確認しておくとスムーズです。
駐車場の混雑状況ですが、私が訪れたのは8月お盆休みの午前9~10時頃。
他に観光客はおらず、駐車場もスムーズに利用できました。
ちなみに気温は30℃で、市街地より2℃ほど低かったです。
神さん山の登山道|所要時間と難易度
さて、いよいよ神さん山へ登ります!

ここから竹林へ入って行くのですが、何やら注意看板が…

右半分が見えないですが、どうやらスズメバチが生息しているようです。

朽ち果てた看板だったので、この時は「そりゃ山だから虫は出るよね」くらいに思っていました。
しかし後に、ガチの注意喚起だったと知ることに…。

ゆるキャラな案内板の先へ進むと、スタート地点はまさかの急斜面!
設置してあるロープを伝って登りました。

その後は、崩れかけた石段を登ります。

途中で倒れた竹を乗り越えたり、なかなかハードな道のりです。

10分ほど登ると、石積みが見えてきました。

いよいよ巨石の岩屋&ピラミッドとご対面です!
神さん山の見どころ|巨大岩と神秘的な絶景スポット
\わ~大っきい♪/

2つの巨石の間にあるピラミッドは、どう見ても自然にできたものとは思えない造形。

古代の人々が何らかの祈りや願いを込めて築いたのでは…と想像すると、不思議な力を秘めた聖域に立っているような感覚になりました。
鳥居の手前にはフラットな石があり、祭祀用の供物を置く祭壇石かな?と思いました。

ちなみに巨石のサイズはこんな感じです。

人が巨石のふもとにが立つと、豆粒ほどの小ささになります。
そしてピラミッドも実は人より大きくて、高さ2m45cmあります。
この神秘的な岩屋やピラミッドをじっくり観察したかったのですが、残念ながらそれは叶いませんでした。
その理由がこちら。

巨石にスズメバチの巣!!!
巣のまわりでは数匹のスズメバチがブンブン飛び回っていて、危険な雰囲気…。
そのため巣を発見した後は、鳥居から先へ入るのはやめました。
巨石の向かいには、丘のような大きな石があり、そちらを散策することに。

この巨石には人工的と思われる円形のくぼみや、月形のようなくぼみがあり、古代祭祀の雰囲気が高まります。

巨石の頂上から見える景色はこんな感じ↓です。
山の斜面には大きな石がゴロゴロと転がっており、まさに巨石だらけのエリア!
Googleマップのストリートビューで見てみると、木々が伐採された時期(2018年5月)の景色が載っていて、巨石マニアなら1日居ても飽きない魅力的な場所であることがわかりました。
もっと長く滞在してペトログリフを探したかったのですが、巣の周りを飛ぶスズメバチがどんどん増えてきた為、20分ほどで退散しました…。
スズメバチの活動時期は春~秋で、特に夏~秋は最も攻撃性が高まる時期なのだとか。
「また冬にリベンジしようかな」とも思ったのですが、神さん山付近の県道207号では路面に苔が生えている場所がありました。
日が当たりにくく、おそらく冬は凍結しやすい道だと思われるので、ちょっと悩ましいところです。
近くの観光スポット
神さん山は延岡市北部の山奥にあり、市街地から行くとちょっとした小旅行になります。
せっかく足を延ばすなら、近くにこんな観光スポットもありますので、ついでに回ると一日たっぷり楽しめますよ!
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【まとめ】神さん山へ行く前に知っておきたい情報
●神さん山はどんな場所?
縄文遺跡の一部で、巨石の岩屋とピラミッドが織りなす神秘的な聖域。巨石好き・パワースポット好きにはたまらないスポット
●所在地とアクセス
住所は宮崎県延岡市北川町川内名10386。カーナビやGoogleマップで目的地設定すれば迷わず行けます。県道207号沿いにあるため、秘境といっても比較的アクセスしやすい場所です
●道路事情
県道207号は道幅が狭く、対向車とすれ違いが難しい区間あり。対向車が来たら待避所でゆずるなど、注意しながら運転しましょう。延岡市街地からは車で約1時間
●登山道
片道10〜15分ほどですが、傾斜がきつく石段も崩れかけているので、登山靴や滑りにくい靴が安心
●駐車場と混雑状況
「神さん山登山口」の看板手前に3〜4台分のスペースあり。私が訪れた8月お盆の午前9〜10時頃は、他に観光客はおらずスムーズに停められました
●環境の特徴
山中は市街地より気温が2℃ほど低かったです。周辺の山や川には巨石がいっぱい!
●注意点
巨石に活動中のスズメバチの巣があったのでご注意を!