「キュランダ鉄道」をわかりやすく解説

キュランダ鉄道 キュランダ村

こんにちは、ネコリテです。

海外旅行の初級者さんに向けて、私の実体験をもとにブログを書いています。

今回はキュランダ村の「キュランダ鉄道」乗車体験をお伝えします。

キュランダ鉄道の基本情報

キュランダ鉄道とは?

ケアンズとキュランダ村をつなぐ列車をキュランダ鉄道と呼びます。

キュランダ村への移動は往路スカイレール、復路キュランダ鉄道が定番になっています。(逆の乗り順は逆光で撮影しにくい)

スカイレールとキュランダ鉄道はただの移動手段ではなく、景色を楽しむための乗り物としての役割もあります。

そのためキュランダ鉄道は一般的な電車とは異なり、

  • 速度がゆっくり(ケアンズ駅まで約2時間)
  • 景色の良い場所で停車や徐行
  • 1日の運行本数は往路2本、復路2本のみ
  • 全席指定

という観光列車になります。

キュランダ村から帰る便は午後2時発午後3時半発の2本しかありませんので、乗り遅れないようご注意ください。

キュランダ鉄道の時刻表
参照元:キュランダ鉄道の時刻表

キュランダ鉄道の料金

スカイレール公式サイトで予約をすると、スカイレール+キュランダ鉄道+送迎バスはA$124です。

キュランダ村への移動費用

参照元:スカイレール公式サイト 日本語版

私はトラベルドンキーさんで予約し、料金はセットでA$117でした。(2023年夏)

セットではなく片道列車だけの場合は、公式料金でA$50になります。

キュランダ鉄道の送迎バスはありません

キュランダ鉄道の終点はケアンズ駅です。

ケアンズセントラルというショッピングモールに隣接しています。

スカイレール(ゴンドラ)は発着がスミスフィールド駅というケアンズ市内から遠い場所にあるため、送迎バスが運行していますが、ケアンズ駅から各ホテルへの送迎はありません

そのため宿泊するホテルは、ケアンズ駅から徒歩15分圏内のエリアをおすすめします。

私が泊まったパシフィックホテルは駅やフェリー乗り場、スーパーなども近くて便利でした。

▲私のホテル選びの記録

格安ツアーなどで「ホテル選択不可」を選んでしまうと、「どこへ行くにもタクシーが必要」という不便な宿泊地になることがありますので、自分でホテルを選べるプランが安心です。

キュランダ鉄道の指定席

座席番号はメールとSMSで通知されます

私は往路スカイレール、復路キュランダ鉄道という定番で乗車したのですが、乗車の当日にスカイレールからメールが届きました

スカイレールの確認メールかと思いきや、キュランダ鉄道の指定席に関する案内も記載されていました。

▼当日の朝に届いたメール

スカイレールから届いたメール

**Your assigned seats will be sent via SMS and email approximately 1 hour before your scheduled train departure. There is free wifi at all Skyrail and Train terminals.

<訳>あなたの指定席は出発の約1時間前にSMSとメールで送ります。スカイレールおよび電車のターミナルには無料のWi-Fiがあります。

私はこのメールをうっかり見落として、「キュランダ鉄道の指定席はいつ知らされるんだろう?」と直前までハラハラする羽目になりました。

幸いahamoで4Gが使える環境でしたので、乗車1~2時間前にSMSで座席番号を知ることができました。

キュランダ鉄道の指定席通知SMS
▲受け取った座席通知のSMS

スマホに4G(または3G)の表示がされてない状態では、SMSを受信できません。ahamoユーザーは[設定]→[モバイル通信]→[通信オプション]でデータローミングONにすれば、オーストラリアでも4Gが使えます。詳細記事はコチラ

ホテルに帰ってからメールをチェックしたら、このような座席通知メールが届いていました。

キュランダ鉄道の座席案内メール
▲受け取った座席通知メール

メールの受信音をオフにしている人も多いと思うので、「キュランダ鉄道の指定席は当日昼過ぎにスマホへ連絡が来る」と知らなかったら、なかなか気付きにくいですね。

座席は「窓側」が当たり席!

指定席はランダムに振り分けられるので、自分で選ぶことはできません。

座席は1つのボックスにつき、向かい合わせで8席あります。

私が乗った時は2名×3組で、6名掛けになっていました。

キュランダ鉄道の座席

通路側と(右の)窓側、景色がよく見える当たり席は窓側」になります。

私の席は残念ながら、青色の通路側。。。

この席からは、一番の見所であるヘアピンカーブの列車撮影ができません

キュランダ鉄道

よく旅行雑誌に載っているこの景色。

窓から少しスマホを出さないと、アングル的に撮ることが難しいです。

ありがたいことに、窓側の方が一時的に席を譲ってくださったのですが、

『早く撮らなきゃ…!!』

と焦ってしまい、うまく撮影することができませんでした。

ポンコツ(笑)

すると見かねた窓側の方が、ご自分で撮った写真をAirDropで送ってくださいました。

あの時の日本人女性の乗客様、ご親切にありがとうございました!

座席ガチャを絶対に外したくない方は、ゴールドクラスの座席を予約すると、快適に景色を楽しむことができます。(公式料金は片道A$99)

キュランダ鉄道に乗ってみた

見所は3箇所

キュランダ鉄道の見所は3箇所あります。

  1. バロン滝 下車して見学
  2. ストーニー・クリーク滝 車内から見ます。通路側の席が有利
  3. ヘアピンカーブ(ジャンガラループ) 車両撮影スポット。窓側の席が有利
キュランダ鉄道の路線図

乗車レポート

3:30発の列車を予約していました。

3時頃にはマーケット→キュランダ駅へと、人の流れができていました。

この流れについていけば、駅のホームに到着します。

キュランダ鉄道のホーム

駅に改札はなく、列車の前に3~4人の駅員さんがいました。

ここで乗車券のチェックをしてるのかと思いましたが、どうやら列車がとても長いため、座席の場所を案内しているようでした。

駅員さんから「あなたの座席番号は?」と聞かれ、このSMSを見せると、

キュランダ鉄道の指定席通知SMS

「一番端っこの車両だよ」

と教えてくれました。

キュランダ鉄道の列車内

列車に乗り込み、自分たちの席が通路側(ハズレ席)だと知りガッカリ。。。

まあ仕方ない。

キュランダ村を出発してしばらく進むと、バロンフォールズ駅に停車します。

キュランダ鉄道の途中下車

ここで下車してバロン滝を見るのですが、行きのスカイレールでも見た通り、水流はチョロチョロ程度。

キュランダのバロン滝

このバロンフォールズ駅がキュランダ鉄道で唯一の「景色を見るための下車」になります。

この先の見所は「列車内からの鑑賞」です。

見所が近づくと、アナウンスでお知らせ&ゆっくり走行してくれます。

2つ目の見所、ストーニー・クリーク滝は列車の間近に見られます。

キュランダ鉄道から見る滝

通路側の席から見やすいですが、窓側の席からも十分に鑑賞できます。

そして最後はメインのヘアピンカーブ(ジャンガラループ)

通路側から列車を撮影すると、

キュランダ鉄道からの景色

どうしても窓越しになってしまうので、良い写真は撮れません。

ズームで撮っているので、せっかくの長い車両が写らない。。。

かといって車両全体が収まるよう広角で撮ると、

キュランダ鉄道の列車内

列車内しか写らない。笑

窓際でスマホを構えないと、世界の車窓から的な写真は撮れないのです。。。

そして約2時間の旅を終え、終点のケアンズ駅に到着。

ケアンズ駅ホームのキュランダ鉄道

乗ってみたリアルな感想は「座席ガチャに外れると楽しさ半減」でした。

3名以上で行けばグループ内で一人は窓席に座れる可能性が高いですが、2人旅はガチャに翻弄されます。笑

タイトルとURLをコピーしました