ケアンズの「サンバス」で観光

こんにちは、ネコリテです。

海外旅行の初級者さんに向けて、私の実体験をもとにブログを書いています。

今回はケアンズ近郊のローカルバス(サンバス)のお出かけ情報をお伝えします。

サンバスで行ける観光名所

「サンバス sunbus」とは？

ケアンズのローカルバスをサンバスといいます。

日本で言うところの市バス、愛知県民にとっては名鉄バスみたいなものです。

海外旅行初級者さんにはちょっと勇気がいるかもしれませんが、乗車ルールさえ知っていれば、英語もほぼ不要で、安く移動ができて便利な移動手段です。

• 人混みを避けて穴場のビーチへ行きたい
• ケアンズ市外のショッピングセンターへ行きたい
• 当日の気分で行く場所を決めたい
• 観光費用を抑えたい

こういった方には、サンバスでの観光がおすすめです。

ボタニックガーデンズ

ケアンズ初日、私はサンバスでボタニックガーデンズへ行きました。

ジェットスターは早朝到着便なので、「こんなに朝早くから、何して時間をつぶそう？」は多くのケアンズ旅行者が直面する問題です。

初日にキュランダや離島ツアーなどを予約すれば、短い滞在日数を有効活用できるのですが、日本出発便が欠航や遅延した場合、ツアーのキャンセル料が発生するリスクが伴います。

私は過去の海外旅行で欠航による大損を経験したので、到着初日はツアー予約を入れず、フレキシブルに動けるプランにしています。

今回のボタニックガーデンズも、そんな理由で決めました。

ボタニックガーデンズは朝7:30から開園しているので、ホテルのロビーで身支度＋スーツケースを預けてから、７時頃のサンバスに乗車しました。

降車したバス停近くに、トレイルコースの入口があったので、ここからスタートしました。

ここは特に施錠などもなく、7:30前でも入れました。

この入口から５分ほど歩いた先で、野生のワラビーに遭遇しました。

「ここは本当にオーストラリアなんだ！」

とテンションが上がりました。

他にも見たことのない野鳥がたくさんいました。

生えている木々も南国らしい雰囲気で、

なんとも贅沢な早朝散歩を楽しめました。

このボタニックガーデンズ自体が穴場スポットなのですが、早朝ということもあり、貸し切り状態でした。(HSP的にはポイント高い)

静かな時間を過ごしたい方や、ゆっくり写真を撮りたい方にはおすすめです。

パームコーブ

ケアンズ市内からサンバスで約1時間。

パームコーブにはビーチやヤシの木があり、南国感あふれる写真を撮るのに最適です。

ケアンズ4日目の午前中にパームコーブ、午後はハートリース(動物園)のツアーを予定していました。

しかし天気はあいにくの雨予報。

曇天ではせっかくの南国風景が台無しなので、パームコーブ行きは中止しました。

せっかく写真スポットも調べてたのに。。。

でも天候によってフレキシブルに予定が変更できるのは、サンバス観光ならではの利点ですね。

パームコーブは景色以外は特に行きたいお店もなかったので、まあ良いかと諦めていたら、午後に奇跡が起こりました。

なんと、パームコーブで写真を撮ることができたのです！

午後に送迎バスでハートリースへ向かったのですが、途中でパームコーブを経由したので、バスの中から写真を撮ることができました。

しかもケアンズでは雨だったのに、パームコーブは曇りで、少しだけ青空も残っているという幸運！

ちなみに帰り道でもパームコーブを通りましたが、すっかりドシャ降りでこんな景色でした。

うん、青空って大事。。。

サンバスの乗り方

基本情報

バスの運行エリアはzoneで分けられており、どのくらいzoneを通ったかで運賃が決まります。

例えばケアンズ市内のバス停から乗った場合の運賃はこちら。

往復運賃はボタニックガーデンズ A$4.80(約500円)、パームコーブ A$9.60(約1,000円)。※2023年9月時点

Dailyは１日券で、同一zoneでしたら何度でも乗車できますが、おそらく観光客は1zoneにつき1施設しか行かないと思いますので、実質往復券になります。

このアプリが便利でした

サンバスの運賃や時刻表を調べるのは、My Translink というアプリが便利でした。

使い方は「乗換NAVITIME」など、日本の乗り換え案内アプリとほぼ同じです。

出発地、目的地、希望時刻を入力すればOK！

では使い方を説明しますね。

例えば出発地「パシフィックホテル」、目的地「ボタニックガーデンズ」、到着時刻「明日の午前9時」で検索してみると、

いくつかのアクセス候補が表示されます。

一番上に表示されたアクセスをクリックすると、

• 運賃(片道)
• 出発時刻
• 所要時間
• 最寄りのバス停
• バスの路線番号(この場合はルート121)

が表示されます。

このプランはバス停を降りて15分も歩かなくてはいけないので、別の候補も見てみます。

上から2つ目の候補「ルート131のバス」なら、降りたバス停からボタニックガーデンズは近いです。

ただし到着は8:16で、希望時刻の9時よりもかなり早め。

なのでバスの時刻に合わせて、スケジュールを再考した方が良さそうです。

サンバスの時刻表

先にバスの時刻を知りたい場合は、cairns sunbus timetable で検索します。

私はこちらのサイトを参考にしました。

各路線の時刻表がpdfでまとめられています。

例えばボタニックガーデンズ行きの SUNBUS 130-131 のPDFをクリックすると、ルートマップや時刻表を確認できます。

ボタニックガーデンズへは毎時14分に到着しているので、9時台に到着したい場合は、My Translinkの到着時刻を9:20頃で検索すると良いです。

My Translink の到着時刻は 降車したバス停→目的地の徒歩時間を含めた時刻 になります。このケースで到着時刻を9:14にすると、1つ前の運行バスが選択され、8:16到着が候補に挙がってしまいますのでご注意を。

尚、時刻表と実際の運行時刻が異なる場合がありますので、時刻表とMy Translink を併用して確認しておくと安心です。

ボタニックガーデンズへの乗車体験

乗車時の注意点

ではボタニックガーデンズへの乗車体験をお伝えします。

乗車するバス停は、ホテルから近く大きめのバス停 Cairns City Bus Station Plathome2 にしました。

ちなみにこのバス停の向かいには、Plathome1があります。

違いはプラットホーム2がボタニックガーデンズへ向かうバス、プラットホーム1はボタニックガーデンズから帰ってくるバスになります。(パームコーブ行きもP2から出発します)

海外のバスは遅延が当たり前…と思っていましたが、私が乗った時はほぼ時刻通りに運行していました。

そしてボタニックガーデンズ行きのルート131のバスが見えたら、すかさず挙手！

無事にバスが停車してくれ、前方の扉から乗り込みます。

乗車券を購入する

バスに乗ったら運転手さんから、乗車券を購入します。

今回はボタニックガーデンズ行きの往復券(1日券)が2人分必要でしたので、

“To botanic gardens, 2 daily tickets please.”

と伝えました。

英語が苦手な方も、この簡単な英語だけで通じますのでご安心を。

帰りのバスに乗る際は、この乗車券を提示するだけでOKです。(英語必要なし)

ちなみに乗車券の支払いは現金のみになります。

ケアンズ滞在中、唯一現金を使ったのがこの乗車券でした。

日本とは異なる降車のルール

日本では次のバス停が近づくと「次は〇〇バス停」とアナウンスが流れますが、サンバスにはそういった案内がありません。

そのため乗車中は現在地を把握し、目的地が近づいたら降車ボタンを押すという自己責任ルールが課せられます。

ボタニックガーデンズの場合は、ハーレーダビッドソンと公文KUMONを目印にしていました。

この先の交差点を左折すると、ボタニックガーデンズの看板があります。

この看板を通り過ぎたあたりで、降車ボタンを押しました。

バスの座席は左側に座ると、外の景色が確認しやすいです。

そしてボタニックガーデンズのバス停で、無事に降車。

降車したバス停の向かいに、帰りに乗るバス停があります。

先に植物園へ行かれる方は、帰りに乗るバス停から少し先へ進んだ所に正門があります。

森林を散歩されたい方は、降車したバス停付近にトレイルコースの入口があります。

帰りのバスと車内温度

帰りのバス(ルート131)は終点のバス停がケアンズセントラルなので、ケアンズセントラルまで乗り、買い物をしてからホテルに帰りました。

帰りは現在地の確認が必要なく、気楽に乗れました。

ちなみに「海外のバスは冷房が効きすぎて寒い」と聞きますが、9月上旬の朝9時の車内は21℃でした。

外気とあまり差はなく、そこまで冷房が効きすぎている感じはありませんでした。

服装は、薄手の長袖でちょうど良い温度でした。

サンバス乗車のまとめ

• 行先ごとにバスの路線番号が決まっている(ボタニックガーデンズは131、パームコーブは110)
• 運賃はzoneによって決まる
• 乗換アプリ My Translink で時刻や運賃を確認できる
• 乗りたいバスが来たら、手を挙げておかないとスルーされる(乗車の意思表示が必要)
• 片道券はSingle、1日券Daily。Dailyの運賃はSingleの往復分
• 乗車券は運転手さんから購入。支払いは現金のみ
• バスで英語を使うのは乗車券購入時のみ。ちゃんとした英文でなく、単語だけでも通じる。どうしても自信がない人は、英語のメモ書きを見せればOK
• 車内で次のバス停のアナウンスは流れない。目的のバス停が近づいたら、降車ボタンを押す