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【奈良観光7】初めての近鉄特急「アーバンライナー」乗車レポ

奈良県
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こんにちは、ネコリテです。

人混みが苦手なHSPならではの視点で、旅の体験記を書いています。

今回は名古屋→大神おおみわ神社の列車旅と、初めて乗った近鉄特急アーバンライナーについてまとめました。

【電車】名古屋から大神神社への行き方

名古屋から大神おおみわ神社への電車ルートはいくつかありますが、今回は次のようなルートで行きました。

【行き】約3時間/2460円
近鉄名古屋駅(名古屋線急行)※15駅乗車

伊勢中川駅で近鉄大阪線急行へ乗換 ※16駅乗車

桜井駅でJRへ乗換 ※1駅乗車

三輪駅。徒歩5分で大神神社

始発駅が名古屋駅だったので、楽に座れるだろうと思っていたのですが――

土曜の朝7時とは思えないほどの混雑ぶりで、まるで通勤ラッシュのような満員電車!

なんとか列車に乗り込んだものの、近鉄は普段あまり利用しないので、

「名古屋から三重方面って、こんなに需要があるの!?」

と驚きました。

しかし、その理由はすぐに判明。

ちょうど鈴鹿サーキットでF1日本グランプリが開催されていたのです。

白子しろこ駅で乗客の9割以上が降り、一気に車内が落ち着いて、そこからはのんびりとした列車の旅になりました。

名古屋から関西方面へ向かう予定がある方は、鈴鹿サーキットのイベント開催日を事前にチェックしておくと安心です。

満員電車が苦手なHSPさんは、もし大きなイベントと重なる場合は、特急で指定席を確保するのがおすすめです。

帰りは箸墓古墳へ寄ったので、巻向まきむく駅からこのようなルートで名古屋へ帰りました。

【帰り】約2時間/3840円
JR巻向駅 ※2駅乗車

桜井駅で近鉄大阪線急行へ乗換 ※7駅乗車

名張駅で近鉄大阪線特急へ乗換 ※5駅乗車
★アーバンライナー

名古屋駅

帰りは確実に座りたかったので、近鉄特急アーバンライナーを利用しました。

ただ近鉄にはあまり馴染みがなく、しかも「特急」となると初心者には少しハードルが高めで、「え、これどうすればいいの?」とわからないことだらけ。

今回は、そんな私の“近鉄特急ビギナー”としての体験談をお届けします。

【初心者向け】近鉄特急アーバンライナーの乗り方

乗車料金の仕組み

最近乗った特急と言えば、JRワイドビュー南紀

JRは身近な存在で、特急も「新幹線みたいなもの」と思っているので、ワイドビュー利用はそこまでハードルは高くなかったです。

しかし近鉄特急は未知の世界!

まずは特急の乗車ルールを知るべく、近鉄HPを見てみると…

当社線のご利用には乗車券が必要です。特急列車をご利用の際は乗車券のほか特急券が必要です。

  • ご乗車前に目的地の駅までの乗車券をお買い求めください。
  • 特急列車は座席が指定になっています。特急券をお買い求めのうえご乗車ください。
引用元:近畿日本鉄道 きっぷについて

「乗車券」と「特急券」って、初心者にはちょっとややこしいですよね。

特急券は「特急に乗るためのチケット」、これはイメージしやすいと思います。

では、乗車券って何?

新幹線のチケットといえば、あの「大きめの切符」を思い浮かべる方が多いと思います。

この1枚で改札を通れて、新幹線にも乗れる。

とてもわかりやすいですよね。

実はあの大きな切符は「乗車券」と「特急券」がセットになったもの。

だから、初心者からすると「新幹線=大きな切符1枚でOK」という感覚で、とても扱いやすいです。

ところが、近鉄特急では「乗車券」と「特急券」の2種類が必要になるため、それぞれが何を意味しているのか、ざっくり知っておきたいところ。

ちなみに新幹線には自由席と指定席がありますが、近鉄特急は全席指定で自由席ありません

以上をふまえた上で、私なりにこう理解しました。

乗車券普通列車と同じようにかかる「運賃」の券。つまり切符

特急券】指定席料金

乗車券で勘違いしていたこと

私は特急券を近鉄HPで購入しました。

「チケットレス特急券」というもので、駅で発券不要のタイプです。

その際、「乗車券」について調べてみると、近鉄HPにはこのように記載されていました。

きっぷについて

Q.このサービスで買えるチケットレス特急券だけで近鉄特急に乗車できますか?

A.特急に乗車いただくには、このサービスで買えるチケットレス特急券のほかに、乗車券が必要です。

Q.このサービスで乗車券まで購入できますか?

A.乗車券は購入できません。乗車券はICOCAなどのICカードをご利用いただくか、乗車前に駅等でお買い求めください。

引用元:近畿日本鉄道 よくあるご質問

購入当時は、「乗車券」と「特急券」の仕組みをよく理解しておらず、

『乗車券って何?…あ、なるほど。チケットレス特急券では自動改札口を通れないから、改札を通るために切符が必要ってこと?じゃあ最短区間の切符を買えばいいのかな?』

そんな風に勘違いをしていました。笑

今回は特急と普通列車を乗り継ぐ形だったので、「特急に乗る」という特別な意識はなく、普通の電車に乗るような感覚で、交通系ICカード「manaca(マナカ)」を使って乗車しました。

ネコリテ
ネコリテ

【結論】事前に近鉄HPで「チケットレス特急券」を購入しておけば、当日はマナカで普通の電車と同じように特急に乗れるよ

後から調べてみると、乗車券は「普通列車に乗るときと同じ運賃」が必要なのだと分かりました。

今回私が利用したアーバンライナー(名張駅→名古屋駅)でいうと、こんな感じです。

【普通列車の場合】2,310円(乗車券のみ)

【アーバンライナーの場合】3,650円(乗車券2,310円+特急券1,340円)

仕組みがわかってしまえば決して難しくはありませんが、特急に乗り慣れていない人にとっては、まず専門用語を調べるところから始まるので、ハードルが高く感じられますよね。

「乗車券」と言われてもピンとこないけれど、「切符」と聞けばすぐにイメージできる、という方も多いのではないでしょうか。

ちなみに普通列車にも「座席」はあるため、「特急券=指定席料金」ではなんとなくイメージしにくい方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときは、「特急券=快適な座席空間を確保するための料金」と捉えると、特急券が何のための料金なのかが理解しやすくなるかもしれません。

飛行機でたとえると、普通列車がエコノミークラスで、特急はビジネスクラス、特急のグリーン車やデラックス席はファーストクラスといった感じです。

飛行機はどのクラスでもチケットは1枚で済むのに対し、近鉄特急は「乗車券」と「特急券」の2枚が必要というシステムは、やはりわかりづらく感じます。

初心者としては、もっとシンプルに改善してほしいところです。

アーバンライナーの座席

アーバンライナーの外観は、白いボディにオレンジのラインが入っています。

車内の雰囲気はJRワイドビューよりも旅行気分が薄く、ビジネス利用がメインのように感じました。

路線的に乗車時間を楽しむよりも、「速い移動」が求められているのかもしれません。

特急列車にはおなじみのテーブルが、アーバンライナーには見当たりませんでした。

後で調べたら、どうやら肘掛けに小さなサイドテーブルが収納されていたようです。

こちらのちびっこYouTuberくんの動画がとても参考になりました。

足元にはフットレストがありますが、靴を脱いで使用するよう注意書きがありました。(気付かずに使っている人が多そう…)

コンセントも壁側に1つありました。

座席が2人掛けなので通路側に座った場合、窓側に知らない人が座っている状況では、ちょっと使いにくそうだなと感じました。

ちなみに今回のアーバンライナーでは、特急や新幹線でよく見かける車内検札(車掌さんによる切符の確認)がありませんでした。

近年では座席管理のデジタル化が進み、むしろ車内検札が懐かしく感じられる時代になったのかもしれませんね。

まとめ

  • 名古屋から奈良方面へ行く際、鈴鹿サーキットで大きなイベントがある日は普通列車が大混雑するので、特急がおすすめ
  • 名古屋→三輪駅(大神神社の最寄り駅)への所要時間と運賃は、普通列車で約3時間 2500円くらい、特急を併用すると約2時間 4000円くらい
  • 近鉄特急に乗るには乗車券特急券の2種類が必要。(新幹線のように1枚になったチケットはない)
  • 乗車券=切符、特急券=指定席料金
  • 近鉄特急は全席指定。自由席はない
  • 特急列車の初心者さんにとって最も簡単な乗り方は、前日までに近鉄HPでチケットレス特急券を購入し、改札口は交通系ICカード(マナカ等)で通過。当日にバタバタせず、普通列車と同じ感覚で利用できておすすめ

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